「児童ポルノ」 のネットでの流通を抑える目的で、2000年代中頃より欧米の一部でこうした取り組みが行われるようになり、日本でも 2008年頃から、「児童ポルノ法」 の改正問題や、アメリカなど一部の国からの要請、国内の人権団体などが声を上げ、国で網羅的に全体を規制すべきだとの強硬な意見が多く聞かれるようになってきました。 ブロッキングには部分的に行うもの (一部の利用者、例えば未成年) と、全体に行うもの (未成年・成年問わず全員、ひいては全国民) の2つがあり、後者の場は、一部の制限に留まらず、その情報が日本国内からは一切利用できなくなり、国民にとっては、事実上ネットの世界に存在しないのと同じ状態になります。 そもそも違法行為と知りつつ児童ポルノを流通させている業者は、法や仕組みのスキをついて流通させ続けるでしょうし、イタチゴッコとなり 「ブロックされるのは無実のサイトや情報だけ」 になりかねない、実効性が期待できないとう危険性があります。 [同人用語の基礎知識より] |